Akihiko Taniguchi

置き方 / Placement

2008〜

ディスプレイの中に表示される映像と、その外側にある現実の空間とを関係付ける方法をいくつかの方法で模索したインスタレーションのシリーズ。例えば、オットセイが鳴いている映像が映し出されたディスプレイは、その鳴き声に反応して上下に首を振るようになっていて、本に結び付けられた糸を引っ張り、本をパタパタと開閉させる。映像の中のオットセイが、現実の世界の本を鳴き声によって開閉させる。あるいは、映像の中で落下する工具が床に衝突するたび、展示空間に置かれたマグカップが振動して音を鳴らす。そうした、映像の中の現象を現実の空間の出来事と関係させたり、同期させる仕組みを持った装置やディスプレイを空間的に配置した。

2011年 新宿眼科画廊 東京

2009年 Radiator Festival ノッティンガム イギリス

2009年 kiviak opening exhibition 東京